
A1. 「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」は、「新薬(先発医薬品)」の特許が切れたあとに販売される、新薬と同じ有効成分・品質・効き目・安全性が同等であると国から認められたお薬です。
新薬に比べ開発費が抑えられるために、新薬より低価格なお薬です。
お薬は、お医者さんが処方する「医療用医薬品」と薬局や薬店で買える「一般用医薬品」の2つに分けられます。さらに医療用医薬品は、新薬(先発医薬品)とジェネリック医薬品(後発医薬品)に分けられます。
A2. ジェネリック医薬品は、新薬と同じ有効成分、同じ効き目でありながら低価格なので、患者さんの薬剤費の負担が軽くなります。
また、最新の製剤技術により、飲みやすさやあつかいやすさなど、さまざまな工夫を加えたジェネリック医薬品もあります。
高齢化社会となった日本の国民医療費は、年に約1兆円も増加しているため、国家予算の中で年々医療費が膨らみ続けています。
昨今ジェネリック医薬品は医療費削減の効果があると期待されており、国も使用を推進しています。
日本ジェネリック製薬協会が運営する「かんたん差額計算」で、あなたのお薬も試算することができます。
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A3. はい。安心してお飲みください。
新薬もジェネリック医薬品も、国が定める厳しい規制や基準をクリアして初めて、製造・販売できます。
品質、効き目、安全性ともに新薬と同等ですのでご安心ください。
ただし、副作用は新薬、ジェネリック医薬品に関係なく起こる可能性がありますので、気になる症状があらわれた場合には、医師又は薬剤師にご相談ください。
A4. 新薬に比べて、開発費や販売費が抑えられるためです。
新薬の開発には9~17年ほどの歳月と数百億円以上の費用がかかります。
ジェネリック医薬品は、すでに安全性・有効性が確認された有効成分を使用しているため、約3~5年という短い期間での開発が可能です。
そのため、新薬に比べて少ない費用で開発することができます。また、新薬は医療関係者にそのお薬の使用方法や安全性情報の伝達または収集に莫大な費用を必要としますが、ジェネリック医薬品ではそうした情報提供費用も最小限にできるため、価格を抑えることができます。
A5. 医師・薬剤師にご相談ください。
医師又は薬剤師にジェネリック医薬品に変更したいとお伝えください。
また、「ジェネリック医薬品お願いカード」や「ジェネリック医薬品希望シール(おくすり手帳や保険証に貼付けられます)」もあります。提示していただきますと、医師又は薬剤師に「ジェネリックに変更したい」という意思表示ができますので、伝えにくい場合には活用してみてください。